📌 この記事のポイント
・DLI変更には新しいStudy Permitが必要
・休学は原則150日以内
・休学中の就労は禁止
・卒業後の手続きは早めに行う
IRCC(カナダ移民・難民・市民権省)は2026年6月、留学生の就学継続義務(学生ビザの条件)に関するガイドラインを更新しました。
近年は留学生制度に対する管理が厳格化されており、転校や休学、卒業後の手続きに関するルールを正しく理解しておくことが重要です。
1. 指定された学校(DLI)への在籍義務
2024年11月8日以降、ポストセカンダリー教育機関(大学・カレッジ等)に通う留学生は、学生ビザに記載された指定教育機関(DLI)に在籍し続ける必要があります。
他の学校へ転校する場合は、原則として新しい学生ビザを申請しなければなりません。
以前のようにオンラインアカウント上で学校変更を届け出る制度は廃止されています。
2. 無断転校は重大な問題となる可能性
学生ビザに記載されたDLIから別の学校へ転校したにもかかわらず、新しい学生ビザを取得していない場合、元の学生ビザは無効とみなされる可能性があります。
この場合、無許可就学と判断され、将来のビザ申請や永住権申請に悪影響を及ぼす可能性があります。
転校を検討している場合は、必ず事前に制度を確認するようにしましょう。
3. 「積極的に就学を継続していること」が求められる
留学生は単に在籍しているだけではなく、実際に就学を継続していることが求められます。
IRCCは以下のような要素を総合的に確認します。
- 履修状況
- 成績や単位取得状況
- 卒業に向けた進捗
- 転校や専攻変更の理由
- 休学の有無
特に、何度も転校や専攻変更を繰り返している場合は、就学の継続義務を果たしていないと判断される可能性があります。
4. 休学は原則150日以内
病気や家族の事情など正当な理由がある場合は休学が認められます。
ただし、
- 学校の正式な承認を受けていること
- 休学開始から150日以内に復学すること
が重要です。
長期間の休学や複数回の休学は、就学の継続義務違反と判断されるリスクがあります。
5. 休学中は就労できない
休学期間中は、
- キャンパス内就労
- キャンパス外就労
- Co-op就労
を行うことはできません。
「学校を休んでいる間だけ働く」という考え方は認められておらず、不法就労と判断される可能性があります。
6. 卒業後の手続きは早めに行う
IRCCは、学生ビザが卒業後90日で無効になる場合があることを改めて明確にしています。
また、卒業日は通常、
- Completion Letter
- Official Transcript
- Degree または Diploma
などによって学校が最初に卒業を通知した日を基準として判断されます。
卒業後にPost-Graduation Work Permit(PGWP)を申請する予定の方や、新しいプログラムへの進学を検討している方は、できるだけ早めに手続きを進めることをお勧めします。
7. 違反した場合のリスク
就学の継続義務に違反したと判断された場合、
- 将来の学生ビザ申請への悪影響
- 就労ビザ申請への悪影響
- 入国管理上の措置
- 将来の永住権申請への影響
などの不利益が生じる可能性があります。
まとめ
近年のカナダ留学制度では、「入学できればよい」という時代から、「実際に就学を継続しているか」が重視される時代へと変化しています。
特に、
- 転校
- 休学
- 学業中断
- 卒業後の進路変更
を予定している場合は、事前に制度を確認し、必要に応じて専門家へ相談することをお勧めします。
