カナダ配偶者スポンサーシップ完全ガイド
配偶者・コモンローパートナーの永住権申請、スポンサー資格、 必要書類、申請の流れ、審査期間まで分かりやすく解説します。
最終更新:2026年8月カナダ市民または永住権保持者は、一定の条件を満たすことで外国人の配偶者またはコモンローパートナーをスポンサーし、カナダ永住権を申請することができます。配偶者スポンサーシップは、カナダで最も利用されている永住権カテゴリーの一つです。
配偶者スポンサーシップでは、スポンサー資格を満たしていることに加え、婚姻関係またはコモンロー関係が真正なものであることを証明する必要があります。また、申請方法や必要書類は、申請者がカナダ国内にいるか海外にいるかによって異なる場合があります。
1. 配偶者スポンサーシップとは
配偶者スポンサーシップは、カナダ市民または永住権保持者が外国人の配偶者またはコモンローパートナーをスポンサーし、永住権取得を支援する制度です。
申請は大きく「カナダ国内申請(Inland)」と「国外申請(Family Class / Outland)」に分かれます。それぞれ手続きや申請中の権利が異なるため、自分に合った方法を選択することが重要です。
2. スポンサーの資格
- 18歳以上であること
- カナダ市民または永住権保持者であること
- 公的扶助(障害者給付を除く)を受給していないこと
- スポンサー禁止期間中ではないこと
- スポンサーとしての義務を履行できること
3. 配偶者・コモンローの申請資格
対象となる主な関係は次のとおりです。
- 法律上有効な婚姻関係にある配偶者
- 12か月以上同居しているコモンローパートナー
関係が真正なものであり、永住権取得のみを目的としたものではないことを証明する必要があります。
4. 申請の流れ
配偶者スポンサーシップの申請は、一般的に次の流れで進みます。
- スポンサー資格の確認
- 永住権申請書類の準備
- 申請提出
- バイオメトリクス(指紋・写真)
- 健康診断
- バックグラウンドチェック
- 永住権承認
審査の途中で追加書類の提出が求められる場合があります。ケースによって審査の順序が前後することもあります。
5. カナダ国内申請(Inland)
申請者がカナダ国内に滞在している場合は、Spouse or Common-law Partner in Canada Class(国内申請)またはFamily Class(国外申請)のいずれかから申請できます。
国内申請では、申請中もスポンサーとカナダ国内で共同生活を続けることが前提となります。また、申請が却下された場合は、不服申立て(Appeal)の権利はありません。
一定の条件を満たす場合は、永住権申請中にオープンワークパーミットを取得できます。
6. 国外申請(Family Class / Outland)
申請者がカナダ国外に居住している場合や、日本で生活を続けながら申請したい場合は、Family Class(国外申請)から申請します。
国外申請では、申請が却下された場合に不服申立て(Appeal)の権利があります。
また、申請中にカナダへ渡航することは可能ですが、入国の可否は国境審査官の判断によります。
一定の条件を満たす場合は、永住権申請中にオープンワークパーミットを取得できることがあります。
7. Relationship(関係性)の証明
配偶者スポンサーシップでは、結婚していることだけでは十分ではありません。
IRCCは、お二人の関係が実際の夫婦・パートナー関係(Genuine Relationship)であるかを総合的に審査します。
提出する証拠は、例えば次のような事情によって大きく異なります。
- 同居期間
- 交際期間
- 国際結婚
- 再婚
- 年齢差
- 文化・言語の違い
- 遠距離交際の有無
そのため、他の申請者と同じ資料を提出すれば承認されるとは限りません。お二人の関係を客観的に説明できる証拠を、それぞれのケースに応じて準備することが重要です。
Relationship(関係性)の証明は、配偶者スポンサーシップで最も重要な審査項目の一つです。交際の経緯や証拠資料の準備方法に不安がある場合は、専門家へ相談することをおすすめします。
8. 主な必要書類
- 婚姻証明書(婚姻の場合)
- 出生証明書
- パスポート
- 無犯罪証明書
- 健康診断
- Relationship(関係性)を証明する資料
- 証明写真
ケースによって必要書類は異なります。IRCCから追加書類の提出を求められることもあります。
9. 審査期間
最新の審査期間は、IRCC公式 Processing Timesで確認できます。
実際の審査期間は、追加資料の提出や個別の事情により前後する場合があります。
10. 不許可になりやすい理由
- Relationship(関係性)の説明が不十分
- 関係を証明する証拠が少ない
- 申請書の内容に矛盾がある
- 過去の申請内容との整合性が取れていない
11. よくある質問(FAQ)
結婚してすぐ申請できますか?
はい。法律上有効な婚姻関係であれば申請できます。
LINEのやり取りは証拠になりますか?
はい。他の証拠資料と組み合わせることで、Relationship(関係性)を示す資料として利用できます。
申請中にカナダで働けますか?
国内申請・国外申請ともに、一定の条件を満たす場合はオープンワークパーミットを取得できることがあります。
12. QLSeekerのサポート
Q配偶者スポンサーシップでは、関係証明の準備や説明書(Relationship Explanation)の作成が審査結果を左右することがあります。QLSeekerでは、RCICによる申請戦略のご提案から証拠資料の整理、申請書類の作成、追加資料への対応まで一貫してサポートしています。
カナダ国内・日本からの申請のいずれにも対応しています。
本ページは一般的な情報提供を目的としており、個別案件に対する法的助言ではありません。カナダの移民制度および運用は予告なく変更されることがあります。
