2022年4月4日付でthe Minister of Employment, Workforce Development and Disability Inclusion(カナダ労働省大臣) は、現在カナダが直面する深刻な人手不足の緩和策として、Temporary Foreign Worker (TFW) Program (外国人一時就労者プログラム) に関するポリシーの変更を発表しました。以下がその概要です。
- シーズナルインダストリーにおける外国人就労者数の制限(CAP)の撤廃と就労期間の180日から270日への延長
- Labour Market Impact Assessments (LMIAs)の有効期限の現行9か月から18カ月への延長
- 高賃金ストリームとグローバルタレントストリームの就労者の就労ビザ最大取得年数の2年から3年への延長
- 4月30日以降は、宿泊・飲食業などの人手不足が顕著な7つのセクターにおいて職場における低賃金ポジションの外国人就労者比率の上限を1年間、現在の10%から30%に変更。その他の低賃金ポジションは、更なる発表があるまで現行の10%から20%に変更。
- 失業率が6%を超える行政区における宿泊・飲食・小売業界の低賃金職種のLMIA使用禁止の廃止。
尚、カナダ統計局によると2021年11月時点で人手不足が顕著なセクターは以下の通り。
Accommodation and Food Services – 130,070 vacancies
Health Care and Social Assistance – 119,590 vacancies
Retail Trade – 103,990 vacancies
Manufacturing – 81,775 vacancies