移民省大臣は学生ビザの申請要件の改訂、および留学生に影響する3つの一時的政策に関するアップデートを発表しました。具体的には以下の通りです。
学生ビザ申請者の所持金の要件は、2000年代初頭に10,000ドルで設定されて以来、変更されていませんでした。時間の経過とともに生活費が上昇してもそれに適応しておらず、昨今、学生がカナダに到着してからの資金が十分でないことが問題となっています。2024年から、20,635ドルを持っていることを示すことが必要となりました。初年度の授業料と旅行費用はこれに含まれません。この変更は、2024年1月1日以降に受け付けられる学生ビザ申請に適用されます。
クラスが開講されている間に留学生がキャンパス外で働くことに関する週20時間の制限の免除は、2024年4月30日まで延長されます。既にカナダに滞在している留学生および2023年12月7日までに学生ビザの申請書を提出した申請者は、2024年4月30日まで週20時間を超えてキャンパス外で働くことができます。政府は今後も、将来的にこの政策を拡大するなどの選択肢を検討しています。例えば、クラスが開講されている間に留学生が週30時間までキャンパス外で働くことを検討しています。
留学生がオンラインでの学習時間を将来の卒業後の就労ビザ(PGWP)の期間に数えることを可能にする促進措置は、2024年9月1日以前に学習プログラムを始める学生に対して引き続き適用されます。ただし、これは2024年9月1日以降に学習プログラムを開始する学生には適用されません。リモート学習促進措置は、パンデミック中の渡航制限への対応策として2020年に初めて導入され、2022年9月に範囲が縮小されました。
パンデミックとその後の復興期間中の労働市場の混乱に対応して、就労許可が切れる卒業後の就労ビザ(PGWP)保持者に追加の18か月の就労ビザを提供する一時的な政策が3回導入されました。2023年12月31日まではPGWP保持者は、引き続き申請資格があります。ただし、この一時的政策はさらに延長されません。