エクスプレスエントリーでカテゴリー別の選定がスタート
従来からの一般ドロー、プログラム別ドローに加えてカテゴリー別のドローが開始された。今年はフランス語が堪能な候補者(全スキルでCLB7以上取得者)とカナダの労働市場ニーズの高いヘルスケア、STEM、トレード、運輸、農業の5つのセクターに属する特定職種で、申請時から遡って過去3年のうち6か月以上のカナダ国内または国外での就労経験者が対象となる。カットオフスコアは一般ドローより低い。詳しくはこちら。
Post Graduation Work Permit (PGWP)保持者のワークパーミット延長
2021年9月20日から2023年12月 31日に満期を迎えるPGWP保有者は、18か月のオープンワークパーミットを申請できる。PGWPが失効してから90日以上経過している申請者にも申請資格あり。プロセス期間中でもinterim work authorizationを取得すれば就労を再開できる。詳しくはこちら。
フランス語話者のための就労ビザ取得条件緩和
フランス語のスピーキングとリスニングでCLB 5を取得し、ケベック州以外の雇用主からジョブオファーを取得した申請者は、LMIA免除で雇用主指定の就労ビザを申請できる。ロースキルの職種を含む全職種が対象。詳しくはこちら。
ケアギバーパイロットの申請要件緩和
Home Child Care とHome Support Worker パイロットプログラムからの永住権申請要件の一つであるカナダで必要な就労経験年数は2年から1年に短縮された。詳しくはこちら。
ファミリークラス国外申請者もオープンワークパーミットが取得可能
ファミリークラス国外申請者もカナダ入国後にオープンワークパーミットを申請できるようになった。詳しくはこちら。
エクスプレスエントリーにおける医師の例外規定
エクスプレスエントリーでは、カナダ国内のセルフエンプロイドの職歴はカウントされないが、Specialist in clinical and laboratory medicine (NOC 31100)、Specialist in surgery (NOC 31101) 及び General practitioner and family physician (NOC 31102)の職歴を持つ申請者に限り、カナダでのセルフエンプロイドの職歴もカウントされる。詳しくはこちら。
就労者の学生ビザ免除
6か月以上のプログラムを履修する場合、通常学生ビザが必要とされるが、カナダの就労者に限っては就労ビザの期間内に修了する6か月以上のプログラム履修にあたって、学生ビザ取得が免除される。詳しくはこちら。
オンタリオ州PNP(OINP)の発行枠拡大
2021年に9000人だった発行枠が、2022年に9750、2023年に16,500、2025年に18,361人と拡大される予定。詳細はこちら。ただし、今年前半は、ヘルスケア、建設トレード、テックなどの特定職種に従事する申請者にプライオリティーがおかれ、Employer Job Offer Streamではセールス、サービスなどの職種は招待を見送られている状況が続いている。
2023年のアルバータ・エクスプレスエントリー・ストリームの発行枠の内訳
発行枠のうち25% は、アルバータ州に親、子供、兄弟姉妹を持ち、需要の高い職種に従事している候補者に割り当てられる。 需要の高い職種には、アルバータ州のの短期雇用予測で需要が「高い」または「中程度に高い」職種が含まれる。
発行枠の50%は、医療、建設、農業、ホスピタリティ、ツーリズム分野の職種に従事する候補者に割り当てられ、その中でもアルバータ州で求人の多い職種が優先される。
残りの 25% はテックの職種に従事する候補者に充当される。詳しくはこちら。
グローバル・テック人材確保のためのためのプログラム拡大
1) H-1B ビザ保有者に対するオープンワークパーミット
米国のH-1Bビザ保有者向けに、3年間のオープンワークパーミットが発行され、同伴する扶養家族にも就学許可および就労許可のオプションを設置。 この措置は2023 年 7 月 16 日から1 年間、または IRCC が10,000 件の申請を受け取るまで実施される。
2)イノベーションストリームを創設
カナダ政府に認定された企業で働く就労者に最長5年間有効な雇用主指定のワークパーミット、および特定の需要の高い職種におけるハイスキルドワーカーに対して最長 5 年間有効なオープンワークパーミットが発行される。2023年末までに開始予定。
3) スタートアップビザプログラムの改善
スタートアップビザの申請者は、現在1年間のワークパーミットを申請できるが、これを3年間に延長。スタートアップビザの2024年と2025年の発行枠を増やすこと、およびスタートアップの起業家チームの必須メンバー以外にもワークパーミットの申請を可能にする計画。
4) デジタルノマドの誘致
デジタルノマド(世界中のどこからでも雇用主のために働くことができるリモートワーカー)は現在観光ビザで6か月カナダに滞在することができる。 IRCCはデジタルノマド誘致のための新たな政策を検討予定。
以上、詳しくはこちら。