ケベック州は2025年12月17日以降、移民規則(RIQ)を大幅に改正し、 フランス語能力要件の強化、留学生の資金要件の引き上げ、外国人労働者の保護強化など、 移民制度全体の見直しを行います。
本記事では、ケベック移民を検討している方・企業・留学生が押さえるべき重要ポイントをまとめています。
1. フランス語要件強化(Temporary Foreign Worker Program:TFWP)【2028年12月17日適用】
ケベック州で3年以上働いた外国人労働者(TFWP)は、CAQ(労働)申請時に フランス語口頭レベル4(ケベック独自スケール)が必要になります。
- 施行:2028年12月17日以降の申請から適用
- 対象:TFWPでケベックに3年以上滞在した外国人労働者
- 免除:農業労働者、外国政府機関職員、国際NGO職員
フランス語の維持を優先するケベック州の政策が強く反映されています。
2. 雇用主のフランス語化プロセス遵守義務(LMIA・SWPSP)【2025年12月17日施行】
従業員25名以上の企業(農場除く)は、LMIA申請やSWPSPの求人オファー認証の際に、 OQLF(フランス語事務局)のフランス語化プロセス遵守状況を証明する必要があります。
- LMIAで外国人労働者を採用する企業
- Skilled Worker Selection Program(SWPSP)で求人オファーを提出する企業
ケベック州全体のフランス語使用促進のための重要な措置です。
3. 留学生の必要資金要件の大幅引き上げ【2026年1月1日適用】
2026年1月1日以降、ケベックの留学生に必要な最低生活費が 24,617ドル(単身者)に引き上げられます。
この変更は、実際の生活費に合わせた調整であり、 経済的困窮や途中離脱を防ぐ目的があります。
- 2026年以降のCAQ(留学)申請に適用
4. ビジネス移民プログラム(投資家・企業家・自営業)【2025年12月17日施行】
3つのビジネス移民プログラムの学歴要件が統一されます。
- 新しい学歴要件:ケベックの高校卒業相当以上(職業訓練・短大証明書・専門証明書を含む)
また、ケベックで事業を開始・買収し、特定雇用主の労働許可で働いている方は、 起業家プログラムを通じて永住権申請が可能になります。
5. 外国人労働者・留学生の保護強化(TFWP・留学生)
制度の透明性と安全性を高めるため、以下の規定が追加されます。
- 未成年の一時労働者に対する申請拒否基準の整備
- 雇用契約内容・求人オファーの明確化
- 雇用主は条件変更があれば30日以内にMIFIへ報告
- 未成年外国人の保護措置を強化
まとめ:ケベック移民は「フランス語力」と「資金力」が鍵に
今回の改正は、
- フランス語力の強化
- 外国人労働者・留学生の保護
- 移民制度の透明性の向上
を目的としており、2025〜2028年にかけて段階的に導入されます。
ケベック移民を目指す方、留学生、外国人採用を行う企業は、新制度への準備が重要です。

Leave a Reply
Your email is safe with us.