Maintained Status(旧Implied Status)とは、一時滞在資格(ビジター、就労者、留学生など)の延長申請を現在のステータスが有効なうちにカナダ国内で行った人が、その申請の結果が出るまで、引き続き合法的に滞在できる制度です。
主なポイント
● 条件
- 有効な滞在資格が切れる前に、延長申請を提出していること。
- カナダ国内に滞在していること。
● 効果
- 許可が出るまで、一時滞在者としての合法ステータスを保持。
- 就労者・留学生の場合、同じ条件での就労・就学も継続可能(ただし、延長申請内容によって制限あり)。
● 例外
- 一時滞在許可証(TRP)の申請者はこの制度の対象外。TRPは「新規申請」と見なされ、ステータスは維持されない。
出国・再入国について
- Maintained Statusはカナダを出た時点で消滅。
- 再入国時、観光ビザ不要(TRV免除)の国の出身者やマルチエントリービザ所持者は入国できるが、再入国時に新しい滞在期間が設定される。
- 米国またはサンピエール・ミクロンのみの短期旅行から戻る場合は特例あり(一部TRV不要で戻れる)。
申請の受理時刻の重要性
- 電子申請はUTC(協定世界時)で締切が判断される。ステータス失効日の0時前に提出が必要。
- 紙申請は郵送遅延を考慮して7日までさかのぼって処理される場合あり。
結果による影響
- 承認された場合:新しい許可証の有効期間に基づきステータスが更新。
- 却下された場合:却下日までステータス有効。そこから90日以内に復元申請(restoration)可能。
- 申請の撤回:撤回日でステータス終了。
- 不完全な申請でリジェクトされた場合:ステータスは延長されず、既存の有効期限までしか有効ではない。
複数回の申請について
- 初回申請中に新たな状況が発生した場合、2件目の申請を出すことも可能。
- 最初の申請が却下された後でも、まだ有効期限内であれば、2回目の申請でもステータスは維持される。
- 有効期限を過ぎてからの2回目の申請ではステータスは維持されず、復元申請が必要。
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