政府のサイトには移民申請は専門家を雇っても審査が早くなることはないと書かれているが...
イミグレーションオフィサーにコネのある弁護士やコンサルタントを雇っても特別な便宜が図られることはありません。しかしながら、提出後に審査がスムーズに進む場合とそうでない場合とでは、結果として取得までの期間に大きな差が出ることは否めません。つまり、申請後にかなりの時間を経た後に書類不備で書類が一式返送されたり、申請内容が不明瞭なため審査が一旦保留、シニアオフィサーにファイルが転送されたり、予期しない追加資料を求められることによって審査の遅れが生じることがあります。
残念ながら政府のイミグレーションガイドやドキュメントリストは一般的なケースを想定した必要最低限のものとなっており、あらゆるケースを網羅できていないのが現状です。申請フォームの質問にもその意図、背景を正確に理解していないとオフィサーに思わぬ誤解を生じることがあります。さらに、近年カナダ政府はプロセス促進のために十分トレーニングされていないオフィサーを多数雇用し政府側のミスによって却下されるケースも増加しています。
経験豊富な専門家を雇うことにより、過去の類似ケースでの経験を生かし、不備のない、オフィサーに疑問や誤解を生じさせることのないより完璧な申請書パッケージを作成することが可能になります。また、ケースによってはカバーレターで法律上の根拠を予め提示することで、オフィサーの審査ミスを未然に防止することもできます。
永住権を早く取得するためには、申請書提出から結果がでるまでの期間だけではなく、申請準備にかかる期間、万が一却下された場合の再申請や不服申し立てのために必要となるエクストラの期間及びコストも考慮する必要があります。経験豊富な専門家を雇うことでネット上に溢れる誤情報、古い情報に惑わされることなく、申請準備を効率的に進め、申請却下となる可能性を最小限に抑えることも結果として期間の短縮につながると言えます。