コンサルタントはCICCのメンバーでなければならないと聞いたがどういうことか?
2004年4月以降移民コンサルタントを規制していた団体、Canadian Society of Immigration Consultant(CSIC)に代わって、2011年7月の移民法改正により、Immigration Consultants of Canada Regulatory Council (ICCRC)が新たな業界規制団体として移民大臣より指名されました。その後、ICCRCのメンバーの不正行為に対する対応が不十分、十分なトレーニングを受けていないメンバーの大量生産、無資格コンサルタントを取り締まるためのリソースも権限も与えられていないという問題が顕在化し、カナダ政府は新たな規制団体として、The College of Immigration and Citizenship Consultants (CICC)を2021年11月に設立しました。
これによって、有料でビザ申請サポートを提供できるのは、弁護士、CICCのメンバー、及び弁護士協会の監督下にあるパラリーガル(現在はオンタリオ州のみ)となっており、それ以外の無資格コンサルタント、留学エージェントのカウンセラーや旅行代理店スタッフなどが、代理申請に限らずビザに関するアドバイスの提供、申請フォーム記入などの申請前サービス、本人に成りすましての申請行為を提供することも違法となります。これが発覚するとカナダ国外の業者を取り締まることはできないにしても、申請者自身が申請却下などの不利益を被ります。